10月4日から山本義一遺作展vol.2の展示の運びとなりました。

 戦後71年目のこの秋、山本義一の三回忌展として、ラディアン(二宮町生涯学習センター)にて、10月4日〜7日まで「山本義一遺作展vol.2 戦争体験画と湘南の風景画―闇と光」展が開催されます。
満洲からの引揚船を待つ人々を描いた『噫、牡丹江よ!』とともに、昨年の展示の折に「地元二宮の風景画にこころ癒された」という多くの声をお寄せいただいたので、今年は未公開の二宮の風景画を探しだして展示したいと考えている。なにぶんにも地元民ではないので、絵の描かれた場所を判定するのに四苦八苦。
 地元の方も昔の二宮の風景はわからないものがあるようで、昭和62年から二宮の風景を描き続けている山本義一の絵を手掛かりに、二宮の小さなローカル―・ストーリーが透けて見えてくるかもしれない。


10月8日には、東京大学二宮果樹園跡地にて写生会を開催し、9日から16日まで二宮町ふたみ記念館にて、写生会参加作品と山本義一の東大果樹園跡地の絵2点を展示いたします。こちらの写生会は無料でどなたでも参加できます。ぜひこの機会に果樹園跡地のすばらしい空間を堪能していただければ幸いです。