2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

竹富島で山本義一の展示が決まりました!感謝と御礼 その1

二月十九日から八重山に来ている。 二十日の金曜日には『島唄の奇跡』に登場する白百合クラブの会長 西玉得浩さん、天久美智子さん、崎山サエさん、安次峰絹枝さんと石垣島でお目にかかった。 今年は戦後七十年であるが、来年は白百合クラブの結成七十周年の…

両親入院の疾風怒濤の日々を振り返れば・・・その3 入院中のクレヨン画

母親が整形外科に、父親がICUに入院という非常事態は、父親が一般病棟に1週間後に移れたことでまた新たな局面に入った。同じ病院の上階と下の階というのは、今思えば遠方から通うわたしたち家族にはありがたいことである。 しかし、一般病棟に移ってある…

両親入院の疾風怒濤の日々を振り返れば・・・その2

さて、両親同時入院という事態である。 父親がICUに入っている大学病院に母親が救急車で移送され、翌日に大腿骨置換手術が決まった。男性看護師が母親に「折れちゃったのね〜」と語りかけると、それまで蒼白だった母親の顔がほころび「今、まるで歌うよう…

両親入院の疾風怒濤の日々を振り返れば・・ その1

2014年は、夏から秋、そして年末までほんとうに全速力で駆け抜けた時間であった。 7月11日に父親が救急搬送されたという連絡が入った。 わたしは翌日に親友の息子の結婚式に出席する予定であったため、迷った末に13日に病院へ行くという選択をした。 父親よ…

映画『標的の村』で知った日本国の危うさ

2014年7月4日に三上智恵監督のドキュメンタリー映画『標的の村』を見る機会があった。 その内容に深い衝撃を受け、ひさしぶりにブログをアップしたくなった。 おりしも特定機密法案、集団的自衛権行使容認という問題に日本国が揺れている今・・・。 アメリカ…

「安里屋ユンタ」は権力に対する抵抗の唄

先だって(2014年7月4日)見たドキュメンタリー映画『標的の村』。 そのなかで、八重山民謡『安里屋節』を石垣島白保出身の作曲家・星克がアレンジした『安里屋ユンタ』が唄われる、印象的なシーンがあった。 沖縄北部やんばるにある東村高江地区。 住民たち…

島ハーブと八重山料理の店『潭亭(たんてい)』の魅力

先日、沖縄から島野菜が届いた。送ってくれたのは首里で八重山料理の店『潭亭』を切り盛りしている宮城礼子さん。 箱の中には、ゴーヤー特大2本、ウイチョーバー(ういきょう)、フーチバー(よもぎ)、ニガナ(苦菜)、チョーミーグサ(長命草)、ハンダマ…

画家フランシス・ベーコンは、ボーダレス

先日、竹橋にある東京国立近代美術館で『フランシス・ベーコン展』をみた。 結構若い人たちが多く、このアイルランド出身のちょっと変わった、しかし実に先鋭的な絵画がどうみられているのか、興味があった。 わたしは友人のケルト美術研究家・鶴岡真弓とと…

本土のガッテンと沖縄のガッティンナラン

「ガッテン」といえば、「ホイきたガッテン」という江戸っ子最上級のオーケーの意味だ。 しかし、沖縄では「ガッティンナラン」(合点がいかない)という気分が続いたまま2014年の5月15日、41年目の本土復帰の日を迎えるのではないだろうか。(おそらく2015…

沖縄のレジリエンス(復活力)への期待

先だって、長寿日本一が発表され、沖縄は長寿県から転落した。 男性は30位、女性は3位という結果は、健康長寿というブランドイメージをそこなうものだろうか。 実はすでに、戦後アメリカ統治下の沖縄にわたり、アメリカ化する食生活と県民の未来を案じ、食…