二宮町生涯学習センター「ラディアン」での山本義一遺作展vol.2が始まりました!
10月4日から神奈川県中郡二宮町北口にある「ラディアン」で、父親の三回忌の展示が始まり、毎日実家からラディアンに詰めている。
今年は二宮の風景画を多く展示して、地元のみなさまにぜひまたご覧いただきたいと思う。
それにしても、展示の作品の展示のしかた、構成、いわば絵の並べ方はほんとうにむずかしい。
「闇と光が」副タイトルなので、戦争体験画という「闇」に対抗する光に当たる絵をどれにするか、それによってすべて決まってくるので、じつに悩ましい。
結局、弓道の作品と関連して、小田原城の絵の連作をコーナーを作って設けて展示する心つもりであった。
午後1時オープン。
廊下では「しお風」の神保さんが、二宮でかつておこなわれていた七夕行事のパネルをはりおえているが、こちらはまだタイトルもはりおわらぬうち、お客様が次々といらしてくださる。
雑誌「ノジュール」で取材させてもらった敷地に横穴墓群がある真島さん。
先日ふたみ記念館で初めてお会いしたホームページ「すばらしい町二宮」を開設している高木信幸さん。高木さんはなんと引き揚げ者であった!
そして、あっという間に夜8時のクローズを迎えようという頃、ひとりの若いお客様が言った。
僕ならこの絵の並べ方じゃないですね。絵がもったいないですよ。
ええぇ?
いや、じゃあ、どうしたらいいわけ?
あした、ちょっと明日、朝早くきてやってみてよ〜、そんなにいうのであれば ・・。
疲れきったわたしは言った。
彼は切り絵作品を制作しているという。
それならまかせてみよう、と思ったのだった。
たしかに100号の大きな弓道の絵二点を狭いコーナーを設置して、隠すように展示しているため、ひきがなく、鑑賞しにくいことこの上ない。
(続く)