2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「曽我兄弟」は二宮と竹富を結ぶ糸だった。

初日の芸能奉納の最後の演目は、曾我兄弟であった。 この曽我兄弟は鎌倉時代の仇討をテーマにした狂言で、毎年の種子取祭で演じられている。歌舞伎や浄瑠璃にもある有名な演目だが、いつの時代に竹富島に伝えられたのか、いつも不思議に思ってはいた。 うつ…

竹富島種子取祭は、出会いとメッセージをいただく磁場。

思えば、うつ回復後8年ぶりに種子取祭に来たのが2013年。 このときは、コーラルウエイの連載当時から一緒に来ていた写真家飯田裕子さんと一緒であった。飯田さんが記念にと、写真をとってくれたものだ。 2014年は、父・山本義一が亡くなってすぐであったが…

漫画家細川貂々一家と竹富島最大の祭、種子取祭に行ってきました。

2016年の竹富島、種子取祭は11月4日と5日が芸能奉納の日だった。 11月2日には石垣島に入り、翌3日には漫画家細川貂々さん一家と合流して、竹富島へ。細川一家の石垣空港へのお迎えは、写真家大森一也さんが車で行ってくださった。 さっそく、雑誌「やいま」…

「おきなわんナイト」に寄稿した文「命どう宝」を紹介します。

命どう宝 ぬちどうたから「命こそ宝」という沖縄のことばは、深く重層的な意味をもち、いまも息づいています。 初出は、一九三二年の戯曲のセリフ『戦世もしまち、弥勒世もやがてい、嘆くなよ 臣下、命どう宝』。琉球王国最後の王、尚泰王役の役者のアドリブ…

二宮町での「おきなわんナイト」で寄稿した『女が男を守る 沖縄のうない神信仰』の文を紹介します。

11月5日に開催された二宮町での「海と山と空と おきなわんナイト」。 この会場で、織物と女性の力についての文をパネルにして、大森一也さんの写真展コーナーに展示していただいた。 その文は、竹富島に通ってきた25年間、お話をうかがった喜宝院の蒐集館館…

11月5日、無事に二宮町での沖縄フェスティバルが終了しました。

11月2日に石垣島に入り、翌日3日に関西から到着する漫画家一家と合流し、竹富島の種子取祭の芸能奉納を取材する予定であった。 芸能奉納は、11月4日と5日。 5日は父・山本義一の命日。今年は三回忌である。 妹が、大磯の菩提寺で、三回忌法要を執り行ってい…