3月26日青山ブックセンターにて細川貂々さんと「ぬちぐすい」イベント開催します!
昨年11月にJTBパブリッシングより刊行された漫画家細川貂々さんのコミックエッセイ『ツレ元気 からだにいいゴハン計画』の出版を記念して、イベントが開催される。
昨年の春に、細川さん一家を案内して、沖縄南城市、首里の八重山料理の店「潭亭」、牧志公設市場などを旅したのだったが、その楽しい旅のテーマは沖縄の食の知恵「ぬちぐすい」であった。
てんてんさんにお勧めの食べ物や場所、そしてなにより「ぬちぐすいとは何!?」ということをわたしなりにご案内したつもりである。
その楽しい旅の顛末はてんてんさんのコミックに詳しいので、ぜひ店頭で手にとっていただきたいと思う。細川さん一家にとってはこれがはじめての沖縄旅行である。
案内人としてはけっこう責任重大だったが、なかなかレアな旅を企画できたという自負はある。
なんたって、てんてんさんはこの旅のあと、わたしですら予想できなかったからだの変化を実感したのだから。
そう、「ぬちぐすい(命の薬)なたん」(ぬちぐすいしました)と言わせたいと思っていたわたしのひそかなたくらみは、見事に成功したばかりか、想定以上の成果をてんてんさんにもたらしたのだった。その顛末はぜひ漫画でご確認いただきたいが、沖縄の食の知恵「ぬちぐすい」は、やっぱりスゴイ。そう再確認できたのもうれしいことであった。初心にもどって、沖縄の食をあらためてみつめる、わたしにとっても素晴らしい旅だったのだ。
なんでもあたらしい体験は、わくわくするもの。
みずみずしい感性が全開になるもの。
そういう意味では、その人にとってのはじめての旅をご案内できるようになったわたしは、うつ回復を自分で確認することができたと同時に、まさに沖縄旅のビギナーズラックをもう一度味わい、永遠に再生しつづけるコツを教わったようなものである。
それは、ちょっとカッコつけさせていただけば、分かち合う幸せだと言えるだろう。素直に感動をわかちあう喜びにある。
自分の好きなところ、好きな人、好きなものを惜しげもなく教えること、案内したり、一緒に味わったり、紹介する。相手がおいしいと喜んでくれたり、目を輝かせてくれる、それがうれしいのだ。
自分だけのものだからと秘匿していたら、それはそれ以上の感動をもたらすことはないだろう。でも、「こんなにすてきな場所が、すてきな味が、すてきな人がいるんです」と伝えることがもたらす喜びは、実は何倍にもなってわたしに還ってくる。
それはほんとうに「繰り返される再生」をわたしにもたらしてくれる。
そう、沖縄ファンは、あなたにも沖縄ファンになってほしい、そればかりを願っているものなのだ。ウチナーンチュの気持ちを果たして分かっているのかと自問し続けながら、それでもなお好きな想いを、ほかの人にも伝えずにはいられないのである。この押しつけがましさを反省しつつ、でも喜んでくれる人をみれば幸せなのである。自慢したいのである。「ね、沖縄っていいでしょう?すてきでしょう?」と。
だからこそ、いまの沖縄が抱える問題をも、知ってほしいのだ。
沖縄県の長寿県転落の理由のひとつは、基地被害によるものでもあることを。
青山ブックセンターで行われるイベントは、以下の通りです。
どうぞ以下宛にアクセスの上、お申し込みくださいませ!!
『沖縄の食の知恵 ぬちぐすいって何!?』
細川貂々×吉江真理子
2017年 3月26日 14時〜15時半
参加費 1080円
当日はハーブ香房「花ふう」さんよりご提供の無農薬栽培の島ハーブを使って簡単な利用法を紹介したり、「潭亭」宮城礼子さんの本書に登場する料理のレシピをご提供します。島ハーブのおみやげも予定しています。
もちろん細川さんのサイン会も開催されます。
乞うご期待!!!!